ヨーグルトパックを支持する説

「美白」「黒ずみのない肌」というのは、女性にとって憧れの的です。このため、「黒ずみケア」「美白ケア」のための多くの手法が打ち出されています。そしてそんなもののなかに、「ヨーグルトパック」があります。
ヨーグルトパックとは、ヨーグルトに含まれているホエイ(乳清)を利用して行うパックです。ホエイをコットンにしみこませ、黒ずみが気になる部分に貼り付けます。コットンを密着させるためにラップで上から覆い、10分ほどおいて剥がし、パック部分を洗い流すというものです。
ホエイには、古い角質を除去するピーリング効果を期待できるとされています。古い角質を除去することによって肌に柔らかさをもたらし、みずみずしい肌をつくることができるとされています。みずみずしい肌の場合、紫外線の影響も受けにくく、またシワも目立ちにくいという特徴があります。若々しい肌をつくるための有用な方法であるとして、愛用している人もいます。
加えて、ヨーグルトにはビタミン類が含まれています。このビタミン類の持つ抗酸化作用によって肌トラブルを防ぐことができるという考え方もあります。また、メラニンの発生を抑えることができるとする意見もあります。
さらに、ヨーグルトを使ったこのケアの場合、お金もほとんどかかりません。口にいれるものだから肌にのせても安全だ、と考える人も多く、一時とても話題になりました。もっとも、ヨーグルトには上で述べたようにピーリング効果があるので、あまり何度もやっては肌に悪影響があるとも言われています。週に1回程度(3日に1回とする説もあります)にとどめるべきでしょう。
ヨーグルトパックに対する懐疑的な見方も

ただ、ヨーグルトパックに対して懐疑的な見方をする意見があるのもたしかです。まず、ピーリング効果の部分です。
ヨーグルトにはたしかにフルーツ酸と呼ばれる酸が含まれています。これにピーリング効果があるのはたしかですが、「ヨーグルトに含まれる程度のフルーツ酸で、そこまで強力なピーリング効果が得られるかどうかは甚だ疑問だ」という見解も示されているのです。
また、「紫外線に対するケア」についてですが、そもそも「ビタミンを直接肌においてどれくらいの効果が得られるのか」ということについて疑問視する声もあります。たとえば、美白成分として名高いビタミンCの場合、肌に浸透することのできる分子量よりも大きいため、肌においてもそれがそのまま肌に取り込まれることはありません。
そのため、肌に取り込むときには「ビタミンC誘導体(生体内に入ることで、体の中でビタミンCとして活躍できるようにした成分)」というかたちで取り入れられます。
また、アレルギーを患っている人の場合、ヨーグルトパックを行うことで、激しいアレルギー反応が出ることもあります。加えて、ヨーグルトはあくまで「食品」なので、必ず賞味期限内のものを選ぶ必要があります。砂糖などが入れられていない、無添加のものを利用することも大切です。
ヨーグルトによる肌のケアは、賛否両論があるのが現状です。そのため、ここでは「ヨーグルトケアは絶対に効果がある」「ヨーグルトはまったく無意味である」と言い切ることはできません。
ただ、いずれの意見を採用する場合であっても、「ヨーグルトパックをしていれば、すでにできてしまった黒ずみもきれいに消すことができる」ということは難しいでしょう。「リラックス効果を得るためのパック」「効果が出ればラッキー!」という程度の認識で付き合っていく方が望ましいものです。
現在たくさん開発されている美白化粧品であっても、「できてしまった黒ずみを、そっくりそのまま消すこと」はできないとされています。まして、自然の「食品」であるヨーグルトにここまでの効果を期待することは極めて難しいと言えるでしょう。
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